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執筆:2022 . 07 . 04 追記:2023 . 11 . 18

ガソリンスタンドがGoogleビジネスプロフィールを今すぐ活用するべき5つの理由

この記事を読むのにかかる時間:約5分


これまで、ガソリンスタンドを取り巻く環境や今後についてのコラムWeb・自社HPの有用性についてコラムで紹介してきましたが、今回は問い合わせやリクエストが多かったグーグルマイビジネスについて解説してきたいと思います。

名前は聞いたことあるけど、やり方がよく分からない・・・
活用の仕方に困っている・・・
という方はぜひ今回のコラムを参考にして頂ければと思います!



【追記】

※2021年11月4日、Googleより「Google マイビジネス」が「Google ビジネス プロフィール」へ変更になるアナウンスがありました。以降、呼び方はGoogleビジネスプロフィールで統一したいと思います。

目次

Googleビジネスプロフィールとは?

まずはじめに、グーグルビジネスプロフィールとはどういったものなのでしょうか? Googleの公式ページには以下のような説明があります。

Googleビジネスプロフィールでは、マップや検索などのGoogleサービスでローカルビジネスをどのように表示するかを管理できます。実店舗に顧客を迎え入れてサービスを提供するビジネスや、エリア限定でサービスを提供するビジネスを営んでいる方は、ビジネス プロフィールを活用すればユーザーにビジネスをアピールすることができます。Googleでのオーナー確認を済ませているビジネスは、ユーザーからの信頼度が倍増する傾向があります。



見込み顧客の視点に立って考えてみてください。 この見込み顧客はお客様の店舗から3ブロックほどにおり、お客様が得意とするサービスを探しているとします。 こうした見込み顧客は、友人から聞いたりしてお客様のビジネスのことを知っているかもしれませんが、Googleでそのサービスについて検索する可能性もあります。そのときにビジネスの存在をアピールできるかどうかが重要です。



ビジネス プロフィールでビジネスをアピールすると、取り扱っている商品やサービス、店舗の場所をユーザーに知ってもらえる機会が増え、ビジネスに関する問い合わせも増加する見込みがあります。

※出典:Google公式ページ

これは、Googleビジネスプロフィールのヘルプページで説明されている内容です。

要約すると以下のようになります。

「Googleビジネスプロフィールとは自社店舗の情報を登録し、Google検索やGoogleマップでその情報を表示させることができる無料ツール」です。 つまり、Google検索やGoogleマップで自社店舗を知らないユーザーにアピールすることができます。

これは、知名度アップや集客向上に対して大きな効果が期待できることを意味しています。



結論から申し上げますが、このGoogleビジネスプロフィール、めちゃくちゃ強力なツールなので今すぐ始めたほうがいいです。

これを読んでも「自分のビジネスには関係ないかな」

「そこまで必要ない」と思う方もいるかもしれません。

やり方分からないし、面倒くさいなー、と。

しかし、Googleビジネスプロフィールの情報はビジネスオーナーが管理しなくても、Googleがインターネットから独自に収集したさまざまな情報ユーザー・一般の方から投稿された情報をもとに、自動的に作成し、Google マップなどに反映しているんです。

オーナーが望む望まないに関わらず、です。
そして、これを拒否することはほぼ不可能です。

ある意味、怖いですよね(笑)

知らない誰かに好き勝手書かれるよりは、自分たちで管理しましょう、というのが絶対に自社で管理したほうが良い理由の1つです。

Google検索での表示のされ方

では、実際にどのように表示されているかを確認してみましょう。

Googleビジネスプロフィールの情報が表示されるのは、検索後の画面です。

具体的な店舗名を検索した場合、PCだとこのように検索一覧の右側にgoogleビジネスプロフィールが表示されます。

ここに情報がきちんとあるかどうかでも、検索した人の印象は違いますよね。

店舗の外観や店内がしっかり見えていると、安心感も生まれます。


そして大事なのがこの次。
店舗名で検索してくれる人は、その店舗を知っている人ですよね?
その検索をしてくれる人も大事ですが、もっと大事なのは、店舗を知らない人をどうやって集客するかです。

つまり、認知がない状態から店舗のことを知ってもらい、興味を持ってもらい集客につなげる。

前回のコラムで解説したAISASの法則です。

これに最適なのが、このGoogleビジネスプロフィールなんです!

実際の検索画面を見てみましょう。

「千葉市 車検」と検索したときの検索結果が下の画像です。

このように登録されている複数の店舗が出てくるんです。
つまり検索したユーザーはここから店舗を選んでいくわけです。

もちろん地図ではなく、検索結果からWebサイトを選ぶ人もいますが、見て分かる通り、このGoogleビジネスプロフィールの部分、かなり目立ちますよね?

なので、こちらに流れる人が非常に多いのも特徴の1つです。

なぜGoogleビジネスプロフフィールなのか

ここで「なぜGoogleビジネスプロフィールの重要性が増してきたのか」という話をしたいと思います。

一言でいうと、いわゆる口コミ系のサービス、例えば、食べログやホットペッパーのようなものが消費者から信用されなくなってきた、というのが一番の理由です。



例えば、食べログは近年「点数操作疑惑」を皮切りに食べログは信頼できないといった声が多く聞くようになりました。

これは食べログ内で付けられる点数の評価基準の不透明性が大きく影響しています。

2022年6月16日付で、食べログ運営会社への賠償金支払いのニュースが出ていました。

※出典:NHKニュース

★の数をある一定以上貰おうとすると、有料掲載を行う必要があり、それは純然たる消費者の評価じゃないよね、という具合です。

もちろん食べログも事業として行っていますし、ある程度は致し方ないと思いますが、悪化は良貨を駆逐するという有名な言葉があるように、一部のところで信頼性を欠くと、すべてがそう見えてしまう、というのも事実としてあります。

金銭のやり取りが発生するとこういった事態に陥りやすいですね。

だからこそ、金銭による動機づけが発生しないGoogleビジネスプロフィールやインスタのようなSNSへ人の信頼軸が動いているのでしょう。

それを裏付けするデータとして信頼性が高いメディアでも度々、食べログに対しての疑義やアンケートでも信用していない、という回答が非常に多いのが現実です。

Googleビジネスプロフィールを活用すべき5つの理由

前置きが長くなってしまいましたが、話を戻してGoogleビジネスプロフィールの有用性について以下の5つの視点で解説したいと思います。

無料ですべてのツールが使える


もっとも分かりやすい特徴はすべての機能が無料で使えるという点です。
前段でお話しした食べログの有料掲載のような機能が一切ないので、事業者間での不公平や格差がありません。
つまり正しい用法で使えば使うほど、他の事業者に対して差をつけられる、ということです。

なぜ、すべての機能が無料で使えるのか、という背景にはGoogle検索エンジンの検索総数が減少傾向にあるから、と筆者は推察しています。



下記リンクを見てもらえば分かるように、若年層になればなるほど、日々の情報収集はSNSを利用しており、Google検索より、SNSでの検索数のほうが総量が多い、というデータもあります。

検索エンジンでの広告収益が主軸であるGoogleが検索者数減少によって広告収益が減ることが一番の痛手です。

だからこそ、Googleビジネスプロフィールのようなサービスを無料で開放して、Googleにユーザーを戻そうとしているのではないかと思います。

インスタ映えが検索スタイルまで変えた? 10代は「SNS検索」が「検索エンジン」を上回る【野村総研調べ】

リアルタイムで正しい情報発信


2つ目は、リアルタイムで正しい情報発信が出来ることです。

普段、来店される顧客や来店可能性がある消費者に対し、なにかアピールしたい場合、Googleビジネスプロフィールは非常に有用なツールです。

私が管理・運用を任して頂いているガソリンスタンドではコロナ期間中、以下のような投稿を頻繁に行い、顧客に対して安心・安全をアピールしていました。

見ての通り、閲覧数は約4,000回となっており、消費者へのアプローチが容易に行えることが分かります。

また、実際にこの投稿を見て、しっかり消毒をしていると分かったので来店したという消費者も多数おり、消費者とコミュニケーションを取る上で、有用なことが分かると思います。

細かい分析が出来る


3つ目は、多くの機能が無料で開放されているので、自店舗の分析がしっかりと行えることです。

見てもらって分かるように、自店舗のプロフィールが見られた回数・検索された回数や、
実際にアクション(店舗に電話・クーポンをクリックした回数)を起こした回数等がしっかりと表示されます。

さらに、検索したユーザーのルートや、店舗をどういった見つけ方をしたのか、どんな検索キーワードで辿り着いたのか等、さまざまな角度から自店舗を分析できます。

例えば、検索キーワードが分かっていれば、実際にニーズのあるサービスや商品も分かりますので、そのサービス/商品を押し出したメニューをGoogleビジネスプロフィール上に追加したり、Googleビジネスプロフィール上でクーポンの配布をすることで、より多くのユーザーにリーチ出来るようになる、というわけです。

クーポンを用いた集客が可能


4つ目は、特定のクーポンを用いて集客が出来るという点です。
Googleビジネスプロフィールでは、「商品」というカテゴリーがあり、そこで特定の商品を作り、その商品に対してのクーポンをつけることが出来ます。

一例ですが、下の画像を見てもらえば分かるように、イグニッションが管理しているガソリンスタンドでは車検のクーポンを配布しています。

重要なことは、このクーポンが「無料で配布でき、消費者に対してアプローチできる」という点。
そしてもう1点は、前回のコラム(リンク)で解説したように、自社HPを持ちそこで予約の受け皿を用意することで、コスト(人的・金銭的)がゼロで予約の獲得が出来る、という点です。



実際に、この店舗ではGoogleビジネスプロフィール経由の車検の予約が、安定して月に3~5件、入ってきており、十分に効果があるといえると思います。

もちろん、商材はなんでも良いです。例えばガソリン出荷量を増やしたければガソリン割引のクーポン、洗車を増やしたければ洗車のクーポン。自店舗の事情に合わせていくらでもカスタマイズできるのもGoogleビジネスプロフィールの特徴です。

GoogleMap上からも強い集客が可能に


そして最後は、GoogleMap上からも強い集客が可能になる、という点です。
Googleでの検索上で強い効果を発揮することは言わずもがなですが、実はGoogleMapからの流入の方が非常に多いです。

見てもらえば分かるように、赤色のGoogleマップ(モバイル)が自店舗プロフィールを閲覧した人の60%以上になっているのが分かりますよね。

また、マップ上の自店舗掲載順位を上げていく、という取り組みが最近よく言われるようになったMEOです。

MEOとは、Map Engine Optimizationの略称で、Googleマップでの検索(ローカル検索)にて自社の店舗情報やビジネス情報を検索ユーザーに見つけやすく施策をし、競合他社の店舗情報より上位に表示されるよう対策をすることを指します。

前段でも説明したように、掲載順位が上に来れば来るほど、自店舗を見つけやすいよねという話です。



MEOの具体的なやり方は、非常に長くなるので割愛しますが、イグニッションでも多くのガソリンスタンドや車屋の事業者に支援を行っている実績があり、1店舗当たり、5,000円~/月で受け付けていますので、お気軽に問い合わせいただければと思います。

アカウントを放置するデメリット

これまでGoogleビジネスプロフィールのメリット・有用性について解説してきましたが、自店舗を管理せずに放置するデメリットについても少しだけ解説したいと思います。

Googleビジネスプロフィールの特徴であるのですが、「誰でも編集できる」という点があります。


もし、自店舗でアカウントを管理されている方が、管理画面を見てもらえば分かるように、「このビジネス情報は、Google ユーザーやその他の情報提供者によって更新されています。これらの公開済みの情報が正しいかどうかご確認ください。」というワードが出ていると思います。

これは、一般ユーザーから「この店舗の情報は間違ってるよ」という修正の提案がGoogle側に入っていることを意味します。


実際、この問題は非常に根深く、定期的に確認して修正していかないと、「間違った営業時間や店舗名等、勝手に改ざんされてしまう」ことがあります。

イグニッションで管理しているアカウントでも頻繁にあります。情報の変更を提案しているユーザーに悪気はないのでしょうが、Googleビジネスプロフィールの仕様上、勝手に変更されてしまうと非常に厄介です。



また、悪意のある変更提案や口コミを放置すると、誤った情報が拡散され、ビジネスとして非常に痛手になってしまいます。

なので、必ず自社でアカウントの管理をし、定期的なチェックと運用を行った方が良いです。
これは断言します。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はGoogleビジネスプロフィールの有用性・活用すべき理由を解説してきました。
有用性は理解できても、管理が大変・・・ITのことはよく分からない…という方は、ぜひイグニッションへご相談ください。



実際に、MEOやGoogleビジネスプロフィールの管理・運用を行っている会社は多くありますが、「ガソリンスタンドのビジネスを理解している」我々が管理・運用を行うことで、非常に強い効果を発揮します。

是非、ご興味のある方は相談を下記のフォームからお問い合わせください。

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